2012年1月26日木曜日

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」

「購買先と一線を画す」という考えが、今、平日の日中に業務を行なっている会社の購買ポリシーの一つです。親しくなり、購買先の営業の立場、会社としての収益を考慮するようになると、情が移り、値引しにくくなるということがベースになっていると管理職の方から聞きました。

日立では、社内外の中立的立場に立って、購買先との共存共栄を心掛け、短期的にも長期的にも、価格、品質、納期の3原則において、有利購買を推進するというのが基本原則であり、かなり異なります。

書き方が適切でないかもしれませんが、日立は全体を見て仕切るのに対し(横綱相撲)、今の会社は自社の立場を考え仕切る(平幕の相撲)ということでしょう。無論、一長一短ですが、会社対会社といっても、構成しているのは人間、人間対人間の付合いという意味では、理論のみならず、情(なさけ)、思いやり、情熱、心といったものをないがしろにしてはいけないと思います。そして、それによって、お互いを助け合い、長い目で見た友好関係の構築と双方にとって有意義な関係になると信じています。

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」の孫子の名言の通りでしょう。経営学でも、SWOT分析(Strengrh(強み)、Weakness(弱み)、Oppotunity(機会)、Technology(技術)の4つを分析し、具体的経営戦略につなげるという理論)、3C分析(Customer(市場)、Competitor(競合先)Company(自社)の3つを分析し、同様に具体的経営戦略につなげるという理論)があります。意味合いは同じであると考えます。すべての世界で、理論+感情がすべての基本であることを信じています。

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