グループホームさくら様でコンサートを開催させていただきました。この施設、毎月のように伺っており、14回目となり、顔なじみのご入居者も増えています。
今回は、三善京子さんによるピアノ伴奏もお願いし、より楽しいものにさせていただくよう努めました。
まず、いつものように、「ふるさと」を題材として、心を込めた演奏とそうでない演奏をトランペットで実演し、皆様にも、日本語の美しさを噛み締めて朗読していただいてから、歌っていただきました。更に、これも定番となっている「幸せなら手をたたこう」を身振り手振りも交えて、楽しんでいただきました。毎回、声が大きくなり、体の動きもよくなられているのを実感し、素直に嬉しく思います。
メインは花にちなんだ名曲、「早春賦」「みかんの花咲く丘」「おぼろ月夜」「エーデルワイス」「知床旅情」「バラが咲いた」をトランペットとフリューゲルホルンで演奏し、皆様にも大きな声で歌っていただきました。又、途中、当時の世相や歌手の話を織り交ぜ、古き良き時代を思い出していただきました。
又、クラシック音楽にも接していただきたい思いから、ピアノソロで、マクダウェルの「野ばらに寄せて」、フリューゲルホルンソロで、シューベルトの「野ばら」「菩提樹」と同じく花にちなんだ名曲をお聴きいただきました。
そして、最後に、「見上げてごらん夜の星を」をトランペットで演奏し、「上を向いて歩こう」を大合唱しました。
寝たきりに近い方々が楽しそうな表情を見せられ、歌われるお姿等を目の当りにし、演奏家冥利に尽きる思いがしました。
最後になりましたが、伴奏をお引き受けいただいていた三善京子さんの心のこもった演奏、実にありがたく思います。この場を借りて、お礼申し上げます。