2012年8月26日日曜日

すばらしいイベントに伺いました。

福岡でお世話になっている音楽教室の先生からご紹介いただき、昨日、すばらしいイベントに伺いました。

今年で10回目だそうですが、朝倉市のNPO法人エスぺランサによるアフリカの貧困国ギニアビザウ支援の為の講演会とコンサートでした。

このNPOは20年近く前から、この国に対し、物資支援、力の付与等を丸2日掛けて、直接訪問され、継続されています。講演会では、衣食住や学校教育の現状がスライドを使って紹介されました。現代の日本には無縁の世界ですが、ギニアビザウの人達がどうしたら幸せになれるのか、我々に何ができるのか、すぐに解は見つかりませんが、いろいろ考えさせられました。

又、コンサートは長崎在住のソプラノとギタリストのご夫婦のデュオでした。何とも言えない心が感じられる音色にただただ魅せられました。上手いとか下手ということを超えた物凄い情感、気が感じられ、心底感動しました。

世の中には、技術を売り物にする演奏家も多く、勿論、表現力を増す為に、それは必要です。しかし、真の音楽は技術でなく、心であるのを再認識しました。

私レベルの演奏家は世の中に数知れずいます。その意味で、私の演奏家としての方向性の目標となるようなコンサートに接することができ、大変、有意義でした。

2012年8月19日日曜日

思い出のメロディー

NHKが毎年8月に放送する定番番組である「思い出のメロディー」を観ました。いい歌はいい、と素直に感じました。月並みですが、MDCの理念にも掲げているように、いい音楽にジャンルの垣根はありません。そして、歌心のあるベテラン歌手に年輪を感じ、実に勉強にもなりました。私自身もそうありたいと思います。精進していきます。この番組、「夏の紅白」と言われていますが、盆休みの季節感ともマッチしており、これからも続けてほしいものです。

夏の終わり

8/15の終戦記念日が過ぎ、甲子園の高校野球も後半に突入しており、毎年、夏の終わりを感じます。

8/15が近くなると、戦争に関連した番組やドラマが増えます。自分も含めて、戦争を知らない世代が増えている中、戦争の悲惨さは後世に語り継がれるべきであると強く思います。

又、甲子園の高校野球、毎年、熱気を感じます。やはりいいものです。

そして、プロ野球が終盤になり、秋を感じ、日本シリーズが終わり、九州場所が終わると、冬の到来を感じます。今年は、冬のスポーツで特に好きなラグビー、マラソンを楽しみたいものです。

毎日の練習と勉強

8/1~会社生活と音楽生活の二足のわらじとなっていますが、練習と勉強を毎日コツコツ続ける為には、時間を無駄にできません。年を重ねると、朝自然に目が覚めます。毎朝5時40分くらいから1時間半くらいトランペットを練習し、昼休みに、1時間弱音楽理論を勉強し、帰宅後、時間と体力の限り、療法をやるのが体に染みついてきました。音楽活動に伴ういろいろな仕事も合い間にやっています。一般的に考えれば、きついと思われるでしょうが、気が張っていれば大丈夫です。むしろ、二足のわらじだからこそできる活動を目指すのが私の生き方でしょう。これからも邁進していきます。

野球観戦

先日、久々にプロ野球を観戦しました。ヤフードームでのソフトバンク対ロッテ戦です。どちらのファンということはないのですが、やはり生は面白いです。改めて感じたのは、観衆が多いということです。新聞を読むと、ヤフードームは常に30,000人以上入っています。首都圏では、巨人戦以外は空席が目立つことが多いのと対象的、やはり「地方の時代」を感じます。自分の移転のきっかけはこれが大きかったのですが、正解であったと思われるよう、気持ちを新たにしました。

最近のお医者さん

「骨折、風邪、歯痛」と最近、通院のオンパレードです。風邪は治りましたが。

感じるのは、患者の立場に立ったお医者さんが増えていることです。所謂、開業医は近所だけでも、多く見られ、競争が激化していることもあるかもしれませんが、傾向としてはいいように思えます。外科の先生は親切に怪我をご説明され、歯医者の先生は「痛ければ手を挙げてください」「頑張って下さい」という一言が癒しにつながります。又、内科の先生は、自ら待合室の清掃をされていました。できそうでできないことであると思います。それに、この先生、ご自身は肘掛けがない椅子、患者が肘掛け椅子を使用し、いろいろな面で患者本位であるのを感じました。お人柄も話しやすかったです。私が毎日、力、癒しをもらっているNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」のようなお医者さんが増え、日本全体がこうなれば、と感じました。

オリンピックが終わって1週間

オリンピックが終わり、1週間経ちました。数々の感動がありました。「起きていれば観る」という感じで、なかなか腰を据えて応援できませんでしたが。その中で、私が最も印象に残ったのは、女子バレーの銅メダルです。私が長年勤務した会社はかつて女子バレーを企業スポーツとして力を入れていました(数年前に廃部となり、残念な思いはありますが)。日本では無敵の時期もあり、日本代表の半分以上の選手を占めていたこともありました。私も何度か練習を見に行きましたが、その厳しさ、迫力にただただ驚いた記憶があります。選手の練習環境等大変なようでしたが、それでも、バレーボールができることに喜びを感じて、打ち込んでいるのを強く感じました。

そして、それと同じ、いやもっとプレーできることに喜びを感じているスポーツの女子プロ野球があります。一昨年、関西チームのみでスタートしましたが、まだまだ知名度は低く、選手達は資格取得の為の専門学校での勉強も含めて、処遇等好きでないとできない環境にあります。個人的に知合いの選手達も多いのですが、皆さん、熱く、篤く、すばらしいのを強く感じます。何としても、女子プロ野球が発展してほしいと思います。私自身、生きていく上で、大きな力をいただいております。実は、今、女子野球世界選手権が開催されていますが、知っている人は殆どいないでしょう。

しかし、女子サッカーにしても、つい最近まではマイナースポーツでしたが、きっかけがあれば、一気に浮上することもありますし、将来、オリンピック種目になってほしいと強く願っています。

2012年8月14日火曜日

九州トランペット協会のサマーキャンプに参加しました。

8月12日~14日にかけて、湯布院で開催された九州トランペット協会のサマーキャンプに参加しました。いろいろな意味で有意義でした。

講師3人、生徒11人でした。まず、九州全体から、フリーの奏者を中心に、教える側は九州でトップレベルの奏者が集まり、教わる側も上のレベルはそれに近い奏者、そうでないのは、普通大学や高校のオケや吹奏楽のトップレベルの学生、生徒でした。

個人レッスンに加えて、アンサンブルレッスンがあり、フリー奏者二人とアンサンブルの指導を受けました。レベルが高く、かなり大変でした。一つは、ブリテンのトランペットトリオの曲、最初に1分ずつくらい3人がソロを吹き、そのあとトリオになるのですが、当然、技量がもろばれになります。もう一つはオケスタ(オーケストラスタディー)でしたが、スタミナのレベルが全く違いました。師匠からは、「飯野さんはすべての音を真剣に吹き過ぎるんですよ。いい意味の手抜きのコツを覚えれば、スタミナ、違ってきますよ。それに、飯野さんの演奏は演歌調で、いい場合もありますが、もっといろいろな吹き方を覚えると、ランクアップしますよ」と言われました。私の生き方そのもののようです。やはり音楽は人間が出るのでしょう。ただ、最後にクラスごとの発表会があったのですが、まずまずの演奏ができ、師匠からは褒められました。刺激ももらいましたし、勉強にもなりました。まだまだ課題も多く、一層、精進します。

2泊とも夜は懇親会がありましたが、講師やトップクラスの奏者と親しくなり、その意味でも、成果がありました。

更に、11月27日の「第2回スポーツ&ミュージック -相撲-」ですが、九州トランペット協会有志で演奏という方向になりました。トランペットのすばらしさをアンサンブルで聴衆の皆様にお伝えしたいと思います。

こうして、トップクラスの奏者と一緒に活動できるのも、福岡移転によって可能になったこと、金では買えない貴重な財産、人のつながりを大切にしていきます。

2012年8月12日日曜日

九州豪雨へのチャリティー

先日、福岡市内の社会福祉協議会からご紹介いただき、NPO法人福岡被災地前進支援という天災等により多大な被害を被った街の方々に対し、いろいろな形で支援をされている団体の代表とお会いしました。

お聞きすると、資金支援といったことのみならず、心が通った被害者の方々とのふれあいを大切にされており、実にすばらしい方です。まだ27歳とのこと、自分を振り返ると、反省してしまうくらいです。私の被災地支援活動にも賛同いただき、意気投合しましたし、同じ思いということで、素敵な気持ちになりました。

そして、9月9日の「第1回スポーツ&ミュージック -マラソン-」でのサイン会収益をこの団体にお渡しし、1か月ほど前に発生した九州豪雨の被害者の方々への支援にお使いいただくこととしました。是非、お客様に主旨をご理解いただきたいと心底願っています。

2012年8月5日日曜日

チョンミョンフンの指揮から学ぶこと

先日、2日間に亘るチョンミョンフンの指揮を聴きました。

1日目は福岡の高校生を主体としたオーケストラで、曲は名曲中の名曲、ドボルザークの「新世界」でした。無論、オケはまだまだ技術も表現力も発展途上ですが、時折、凄い音がしました。これは指揮者のカリスマ性、指導力によるものでしょう。

それが現れたのが、2日目のアジアフィルでした。このオケ、各国の奏者の寄せ集めでスポット的に集まるのですが、すばらしい演奏でした。曲は「未完成」「エロイカ」というやはり超名曲でしたが、ソロもトゥッティーもいい感じでしたし、トゥッティーでは時に、世界のトップクラスの響きもしました。

それに、チョンミョンフンの指揮はとにかく前向き、ねちっこい感じはなく、どんどん前に進むという点で、私の演奏スタイルとは異なりますが(比較するのは甚だ僭越ですが)、すばらしいです。

韓国人の世界的指揮者がこうして日本で日本の高校生を指揮する、アジア全体を引っ張るという意味で、現代の縮図を見る思いがします。

オリンピックでは、とっくに、中国、韓国にメダルの数では抜かれていますし、私が長年関係してきた家電では、空洞化が進み、製品によっては日本の企業は撤退せざるを得ない状況です。

あらゆる世界で日本は相対的に国力が低下しているのを強く感じました。そして、私が目指す企業人として、音楽人として、二足のわらじだからこそできる経営、音楽、活動の大切さを再認識しました。やるしかありません。