2012年6月25日月曜日

トランペットのレッスン

今日、九響(九州唯一のプロオーケストラの九州交響楽団)の楽員のトランペットの先生のレッスンを受けました。

今日で4回目、先生のご自宅はドアツードアで1時間以上掛かりますが、毎回、本当に勉強になります。

前回と今回は先生が教鞭をとられているくらしき作陽大学で臨時講師を務められたベルリンフィル首席奏者ガヴォール・タルケヴィ先生の練習方法の伝授でした。

息の使い方、体の使い方、歌心、メンタル面等について、実に有意義でした。

そして、レッスンが終わった際、「毎回上達している。この調子でいけば、近い将来、九響の本番にエキストラとして呼べるレベルになる」と言われました。

プロオケの演奏会に出演するのは正に夢舞台です。プロ野球で言えば、一軍の試合に出場するようなものです。それに、私のような経歴の者がそうなるのはいろいろな方々に刺激、力をお与えできるものと思います。

一層、精進していきます。

ららら♪クラシック

タイトルの「ららら♪クラシック」はNHKの音楽番組です。今年4月~N響アワーの後を受けて、毎週日曜夜9時~放送されています。毎週決まった時間に放送されるクラシックを主体とした音楽番組としては、「新題名のない音楽会」が有名であり、これも興味深く拝見させていただいています。

正直な話、20年以上続いたN響アワーが打ち切りとなり、残念な思いがしていました。やはり、オーケストラの醍醐味を毎週、発信するという意味で是非、続けてほしかったというのが本音です。

しかし、「ららら♪クラシック」は実に面白いです。クラシック音楽に詳しい方にもそうでない方にも楽しんでいただける番組であると思います。

それは何故か、いくつか要因があると考えますが、一つは、司会の作曲家の加羽沢美濃さんと作家の石田衣良さんの含蓄のあるトークにあるように思えます。加羽沢美濃さんはむずかしいことを平易に伝え、石田衣良さんは率直な感想を述べる、ということがベースになっていますが、これは音楽の基本でしょう。むずかしいことをむずかしく言い、悦に入るというパターンも見られますが、これでは普及につながりません。そうでなく、すばらしいことを如何にわかりやすく伝えるか、これが大切です。どの世界でも同じであると思います。"Simple is best."という言葉の通りです。

二つ目は毎回、素敵なゲストが出演されることです。それにより、話が大きく発展し、1+1=3になるように思えます。

三つ目はN響はもとよりいろいろな演奏に触れられることです。他のオーケストラとの響きの違い、オーケストラ以外のジャンルのすばらしさといったことを発信されており、大変勉強になります。

私が取り組んでいる「スポーツ&ミュージック」「ジャンルの垣根を超えた音楽企画」は同じ方向性を持っていると考えます。いや、そうでなく確信すべきでしょう。一層、前へ進んでいきます。

2012年6月24日日曜日

音楽理論の勉強

私は長年、音楽に接してきたが、その殆どがアマチュアとしてである。

51歳で英断し、会社を退職し、52歳で音大に入学し、専門的に音楽を勉強した。自分で書くことでないが、かなりのがり勉をしたと思う。

それは何故か。長年の会社生活で培ったきたマネジメント力に加えて、音楽の専門知識を備えることにより、他には見られない極めて稀有な強みになる、MDCの発展につながると考えたことが挙げられる。

そして、演奏力の向上にとって、音楽理論は実に重要である。曲のアナリーゼ(分析)に基づく演奏スタイルの確立、感情表現等につながる。

30年ちょっと前の慶應ワグネルの現役時代、プロの指揮者から、「君達の練習量はおそらく音大生と大差ないと思う。何が違うか、それは音楽を専門的に勉強しているかどうかである」と言われたことがある。その時は、あくまでも普通大学のクラブ活動であり、「そう言われてもーー」という気持ちであったが、今は音大で専門的に勉強したことを活かしたいという思いである。

そして、昨年6月~、音大の授業でご指導いただいた作曲科の先生から通信教育形式で、和声学、旋律学といったことを習っている。これらを勉強していて感じるのは、大作曲家の類稀な才能の凄さである。常人では考えられない。

私自身、そうした大作曲家に対抗する考えはまったくない。あるのは、演奏に活かす、編曲やちょっとした作曲につなげる、といった気持ちである。

是非、敢えて英断して転身したことを成功させたい強い思いを持って、これからも勉強し、生涯成長に努めていきたい。

再び「カーネーション」

タイトルは、昨年10月~今年3月に放送されたNHKの朝ドラのタイトルである。実在した主人公は、ドレスの普及に人生を賭け、生き抜いた女性である。3人のお嬢様はすべて著名なデザイナーになられている。

先日、総集編として、3時間に圧縮した番組を2回に分けて、放送された。ストーリー等すべて知っているものの、改めて鑑賞し、気持ちを新たにした。あらゆる艱難辛苦を乗り越え、自分の意志を貫き、人生を一つのことに賭けるのは実にすばらしいことである。

特に、現代になってからの老年時代の生き様に共感を覚えた。生涯現役として、常に成長を求める姿から大いに刺激を受けた。

先日の相撲甚句やハーモニカアンサンブルのシニア団体の方々から異口同音に言われた「54歳ですか。まだこれからですね」という言葉はこのカーネーションの主人公と同じ思いから自然に出てきたものとと思う。

自分自身もそうなるよう、これからも一層、精進していく気持ちである。

2012年6月23日土曜日

博多百年蔵

先日、9月9日(日)開催の「第1回スポーツ&ミュージック -マラソン-」の会場である博多百年蔵の下見と打合せに伺いました。

酒蔵を改造して、結婚披露宴やコンサートの会場にした所ですが、博多という雰囲気があり、日本的情緒に溢れた素敵な会場でした。日本人として、西洋音楽を中心とした普及を目指す者として、うってつけであると感じました。

この企画、第2回、第3回と継続させるつもりですが、この会場はピッタリ合うと思います。特に、相撲とのコラボはそうです。

これも出会いでしょう。大切にしていきます。

シニアパワー

またまたシニアパワーについてです。

先日、音楽普及企画の関連の打合せもあり、二つのシニア団体に伺いました。

一つはベネトーンズという平均年齢約70歳のハーモニカカルテットです。いろいろな高齢者施設等で演奏会をされていますが、とにかく若い!ライフワークとして、打ち込まれていることによるのでしょう。「54歳ですか。まだこれからですね」と言われてしまいました。定年が近く、「もう若くない」という人もいますが、人生、あとになればなるほど重要であるというのを再認識しました。又、ハーモニカはリコーダーと並んで、誰もが一度は接したことがある楽器、馴染み深いものであり、一緒にアンサンブルができる日を楽しみにしています。

もう一つは那珂川相撲甚句会です。全部で20人くらいのシニア主体の相撲甚句を愛好されている団体です。指導者は元相撲取りの方です。練習を拝見し、呼吸法、体の使い方が西洋音楽と同じであるのを再認識しました。丹田を中心に、下半身を安定させながら、上半身を柔らかく大きく使う、というものです。間違いなく、心身ともいい効果があるでしょう。それに、やはり、皆様、お若い!この団体とのコラボも楽しみです。

2012年6月18日月曜日

マエストロの演奏は凄い!

昨日のテレビで朝6時~ロジャー・ノリントン指揮のN響の演奏、夜9時~小澤征爾指揮の水戸室内管弦楽団の演奏を聴きました。

それぞれ実に勉強になりました。

まず、N響です。曲はベートーヴェンのコリオラン序曲、ピアノ協奏曲第4番(ピアノは河村尚子さん)、ブラームスの交響曲第2番です。ノリントンは作曲家が生きていた時代の演奏スタイルの再現をされていますが、現代とは異なる響きが感じられました。ティンパニ以外は普段使用されている楽器のようですが(トランペットはロータリーですが、私も使用することがあり、当り前ですし)、どうやってああいう演奏になるのか、と考えてしまいました。指揮者とオケの力と言ってしまえば、それまでですが、両方が相俟ってそうなるのでしょう。配置も2ndヴァイオリンが上手に座り、コントラバスが一番後ろといった具合でした。更に、ピアノソロは指揮者と同じ向きで、聴衆に背を向ける形でした。ピアノソロもすばらしかったです。

次に、水戸室内管弦楽団です。曲はモーツァルトの交響曲第35番とハイドンのチェロ協奏曲第1番(チェロは宮田大さん)です。水戸室内管弦楽団はサイトウキネンオーケストラのメンバーが多く、小澤マエストロのオーラもあり、実に情熱的、感動的な演奏にただただ圧倒されました。チェロソロもすばらしかったです。それにしても、小澤マエストロのオーラはどこから来るのか、という思いがしました。

小澤マエストロは若手育成にも力を注がれています。実に大切なことであると考えます。マエストロご自身、斎藤秀雄先生からの薫陶を得て、今日があると、今でも感謝されていますが、それと同じ思いでしょう。今の私は自分の思いの実現に向けて邁進中ですが、いずれ後継者を創りたい強い気持ちを持っています。

ふと頭をよぎるのは、小澤マエストロに国民栄誉賞を受賞いただきたいということです。世界での評価、実績等を考えれば、当然であると考えます。

ということで、昨日はテレビで音楽を堪能し、実に勉強になりました。ただ、自分のレベルがまだまだ発展途上であるのを再認識しました。個々にもいろいろあります。例えば、ブラームスの2番、私はアマオケで2度トップを吹いたことがありますが、このシンフォニー、実に吹きにくい箇所が何度も登場します。ラッパで嫌なものに、高音の小さい音がありますが、それが多いのです。ブラームスにはよく見られますが。本番で満足した演奏ができたことがなく、リベンジしたい思いです。N響のラッパ、すばらしかったです。そして、どうして指揮者の力でオケが変わるのか、ということです。指揮は本職でありませんが、どの世界にも存在感のある人はいます。そうありたいものです。私が人生の師と思っている小林研一郎先生からもそれを強く感じます。オケの一員としても聴衆としても、です。

私のラッパ吹きの夢、手に届く目標として、九響の本番へのエキストラでの出演があります。私のような経歴の者がそうなれば、社会に力、勇気、夢を発信できると思います。更に、精進していきます。

2012年6月17日日曜日

パソコンは気まぐれ

先日来、パソコンがおかしくなったが、ようやく修復した。といっても、自然にそうなったのでなく、専門家による訪問サポートの力をお借りした。どうしても原因がわからず、初期化せざるを得ず、それから直近の状態に戻すという処置を採ってもらった。

何事も原因がわかって、初めて次に進むと思っているが、どうも、この世界はそうでないようである。

ちなみに、4月に購入したばかりであり、当然、保証期間内であるが、ハードメーカーの責任外であり、有料で個人としては大きな金額を費やす結果となった。来てくれた専門家によると、こうした事例は多く、消費者センターに対し、クレームもあるようであるが、対処の使用がなく、お蔵入りとのことである。定量的に、例えば、「何県では
今月何件合計いくらの費用が発生した」といったデータを整備すれば、メディアも興味を示すかもしれないが、個人一人の力では如何ともし難いようである。

パソコンの気まぐれは、考え方や行動のプロセスをも変えてしまう力を持っているようであるが、それが人間の進歩につながるようには思えない。逆に、人間が機械に翻弄されてきているように思える。これに気づいて、パソコン業界の方々が大変革を起こしてくれることを願ってやまない。

2012年6月12日火曜日

元気なシニア世代から学ぶこと

福岡に移転し、種々のシニア音楽団体と接することも増えています。楽器のアンサンブル、音楽療法団体、相撲甚句の会、合唱団等です。

70歳前後、人によっては80歳近い方々も多く見られます。そういう方々は音楽に対し、ライフワークとして接しられているのを強く感じます。異口同音に言われるのは、「54歳ですか。お若いですね。まだこれからですね」「人生はあとになればなるほど重要になります。是非、頑張って下さい」といった激励のお言葉です。こういう方々と一緒に演奏させていただく機会も出てきますが、実に楽しみです。お互い力を与え合え、相乗効果につなげたいものです。

私の同世代は定年まで数年、淡々と仕事をしているのも散見されますが、是非、そういう人達にも、こういう力を感じていただき、人生を有意義に過ごしてほしいものです。

2012年6月11日月曜日

朝ドラから学ぶ自分の人生の意義

タイトルはNHKの朝ドラのことです。

今年4月~「梅ちゃん先生」を放送しています。終戦記念日からスタートし、医者を目指す女性の生き様を描いています。昭和27年になり、医師国家試験に合格したところまで来ました。「医者は、人と接し、人を助けるすばらしい仕事」であるのを実の父親を見て強く思い、それに邁進しています。夢に向かって、真っ直ぐ生きている姿、私が座右の銘としている「自立無私」を感じ、毎日、力をいただいております。

ちなみに、主人公の堀北真希さんは、何度観ても涙を流してしまう映画「三丁目の夕日」にも青森から集団就職で上京した女の子を演じられており、勝手に親近感を感じます。

又、BSでは2年前に放送された「ゲゲゲの女房」を再放送しています。話は知っていますが、私は初めて観るドラマ、新鮮な気持ちで毎日観ています。これは漫画家水木しげるの行き様を描いています。貧乏のどん底から這い上がり、ヒット作を世に出、社会に風雲を巻き起こした実話です。話は知っていましたが、ドラマで観ると、真剣に観てしまい、又、応援したくなります。そして、金に苦労しながら、音楽普及に人生を賭ける私がオーバーラップします。

先日、9月1日の「夏休み子どもミュージカル&民族音楽体感講座」について、取り纏めをされているMDCの社員でもある平塚商業高校の音楽の先生(還暦世代の女性です)とメールでやりとりさせていただくことが多々ありますが、彼女から最近いただいた言葉で印象に残っているのは、「世の中、いいとこどりしたがる人が多い中、自分の人生を精一杯できることがあるのはすばらしいことです。明日をもわからぬ家計だからこそ、真剣にできるのかもしれません。私も少ない高校の収入でやっています。人や音楽とに出会いは金では買えない財産だと思います」というものです。実に奥深く読ませていただきました。

そして、「見ている人は見ている」と思いますし、大いなる味方を増やし、前へ進んでいきます(この言葉は震災支援活動で親しくさせていただくようになり、メル友の某新聞社の記者の方の言葉です)。

2012年6月10日日曜日

ラッパのレッスン

昨日、九響のトランペット奏者の本村先生のレッスンを受けました。

先月末に、先生が教えられているくらしき作陽大学に、現在、世界一の名手とも言えるベルリンフィルのタルケヴィ先生が来られ、学生達に指導されたそうで、その際のテキストを習いました。タルケヴィ先生が毎日さらっておられるというエチュードとのこと、続ければ、間違いなく上達すると言われました。かなりきついエチュードですが、確かに、呼吸、体の使い方、基礎テクニック、表現力等あらゆる面で有意義であると感じました。これから、毎日、このエチュードを日課にしていきます。


又、本村先生のレッスンは3回目ですが、この調子で続ければ、近い将来、九響の本番にトラで呼べるレベルになると言われました。私にとって、プロオケで吹くのは夢舞台であり、近い目標として頭に置いて、一層、精進致します。更に、自分のような経歴の者がそうなるのは中高年の星として、社会に光、力、勇気を与えると思います。その意味でも頑張る責務があると考えます。

日本のスポーツ界の現状から学ぶこと

昨日の朝、NHKの深読みで、国がオリンピックの選手強化に掛ける費用の話が特集されていました。

強いメジャー競技はまだしも、強くても、マイナー競技になると、金がなく、続けられないという事例も多く見られるとのことです。競技によっては、道具や練習場所等で年間数百万円掛かり、バイトに明け暮れ、練習に支障をきたすこともあるようです。

又、諸外国のように、選手を育てるのでなく、育った選手を更に強化することを第一にし、あらゆる競技で引退後の生活が保障されておらず、なかなか競技人口が増えないという問題もあると指摘されていました。企業スポーツも同様の傾向とのことです。

私が長年勤務した電機メーカーの企業スポーツと言えば、真っ先に思い浮かぶのは女子バレーですが、廃部されて久しく、今残っているのは野球部だけです。Jリーグへの参入についても、Jリーグが成功するかどうかわからないという判断で、Jリーグ参入が1年遅くなり、様子見した経緯があります。

私が某工場の主任の頃、この工場のシンボルスポーツ(全社でなく、あくまでも工場レベル)である女子卓球部に総合職女子がいましたが、15時に帰り、19時迄練習、仕事があれば、会社に戻るという生活をしていましたし、給料は普通と同じ、時間的な優遇以外は何もありませんでした。勿論、遠征は社費でしたが。この対応、スポーツに対する思いは日本のスポーツ界の縮図であるように思えます。現在はシンボルスポーツそのものもなくなったと聞いています。

そして、日本全体が開拓者精神を失っているように思えてなりません。日本代表のサッカー選手の所属の殆どは海外であるのは空洞化しているということでしょう。海外の強豪チームでプレーしたいということに加えて、Jリーグのチームの処遇の問題もあると思います。

これは音楽でも同じ、音大に進学し、音楽を専門的に勉強しても、音楽で食べていけるのはごくごく一握りですし、就職にも難儀を擁しています。底辺の拡大、音楽人口の拡大ということをしていくことが必要であり、それがひいては、幅広い視野に立脚して、日本の国力向上につながると考えますが、永年の課題になっています。スポーツと同様です。

それでいながら、経済面では、相対的に世界の中での国力位置づけが下落しているのですから、日本はどうなってしまうのか、という思いを強くしています。

そして、こうした状況を念頭に置き、だからこそ、私の音楽の道への転身は意義があると考えるべきでしょう。一層、邁進していきます。


2012年6月7日木曜日

コンクール入選!

5月20日に東京でアジア国際コンサートというコンクールの本選に出場しました。今日6月6日に宅急便で結果連絡がありました。入賞ということで、賞状と楯も同封されていました。優勝、入賞、特別賞等より格は落ちるでしょうが、初めてコンクールで表彰され、嬉しかったのが本心です。

課題はあるものの、おかげさまで、自分自身は表現でき、一つ殻を破ったと思います。それが何よりのご褒美です。精神面の意識によると考えます。「これだけ練習した。自信を持って、楽しもう。それが聴衆の皆様に楽しんでいただけることにつながり、相乗効果を発揮する。そして、トランペットの音色、音楽で感動をお与えしよう」という意識を強く持つようにしました(本番の数日前に、慶應ワグネルのラッパの1年後輩からメールで「聴きに行きます。楽しませて下さい。その為には、飯野さんご自身が楽しんでもらうことが大切かと思います」という激励をいただき、目が覚めた思いがしました)。よくトップアスリートが大事な試合前のインタビューで、楽しみたいと答えることが多いですが、あの心境がわかってきたように思えます。

そもそも、本選の会場は今までの本番と段違いのレベルの高いプレイヤーも散見され(トップレベルはとにかく凄いです。自分は場違いです)、この場に立てただけでも感謝せねば、とも思っています。有森裕子の「初めて自分で自分を褒めたい」気持ちです。

2012年6月4日月曜日

編曲の仕事

福岡に移転し、城南区社会福祉協議会に種々、お世話になっています。ここに団体登録し、いろいろなボランティア団体とコンタクトさせていただくようになりました。相撲甚句の会、バラエティーエンターテイメント団体、ハーモニカカルテット等です。

共通しているのは、元気なご高齢の方々が多いということです。こうした方々からは、「54歳ですか。まだまだお若いですね。これからですね」と言われます。皆様、生涯現役を貫かれているのでしょう。見習います。

その中で、ベネトーンズという平均年齢70歳のハーモニカカルテットと7月~ソプラノの歌い手さん、私(トランペット)とコラボを開始します。高齢者施設での演奏会が主体です。先日、この団体の練習にお邪魔し、参加させていただき、そうなった経緯があります。

7月のどこかで、高齢者施設での演奏会にて、2曲、ご一緒させていただく予定です。「遠くへ行きたい」と「森のくまさん」を演奏します。今日、編曲を終えました。東邦音大でのがり勉、今の音楽理論の勉強の成果を発揮する時が来た、という気持ちです。ただ、3時間くらい掛かりました。プロの作曲家であれば、1時間も掛からないでしょうが(笑)。更に、勉強を続けていきます。

そして、これからもマネジメント、音楽両面で力を発揮すべく、頑張ります。

音楽に国境はない

土日、連日、コンサートに伺いました。

土曜は福岡でタイアップしているイベント企画会社主催によるもので、「ソウルスプラッシュクルー」というダンスチーム、「男の浪漫」というSMAPのようなパフォーマンスグループ、ル・セルクルの先生とソプラノの歌い手さんの「リバース」による中洲のライブハウスによるコンサートでした。音楽のジャンルに垣根がないのを再認識し、私の音楽普及活動の方向性に対する気持ちを新たにしました。聴衆も老若男女様々、エンジョイされており、会場に一体感が溢れており、すばらしさを感じました。

日曜は韓国の世界的指揮者チョンミョンフンの息子さんの指揮者による九響演奏会、ソロを務められた歌い手さんもテノール、ソプラノとも若手韓国人でした。曲はヴェルディのアリア、マーラーの1番のシンフォニーでした。このシンフォニー、慶應ワグネル1年の時に演奏し、つくば学園都市オーケストラでも演奏、更に、静岡フィルでコバケン先生に振っていただき、それをご縁に親しくさせていただくようになった思い出深い曲です。曲の理念は私の生き方の手本ですし、自分の目指す人生を反映しているシンフォニーです。まず、歌がすばらしかったです。指揮はお父様そっくりの振り方ですが、出てくる音は若々しく、将来性を感じました。韓国は凄い!というのを再認識しました。

横浜市役所でお聞きしたのですが、中国、韓国は義務教育の音楽、美術の授業時間を増やしているとのこと、背景として、日本が減らしており、反面教師として考えたとのこと、結果は音楽や美術の成績がいい子供は成績全般もいいとのこと、日本はどうなってしまうのか、と思ったものです。

その意味で、音楽普及に賭ける自分自身の気持ちを新たにしました。

2012年6月3日日曜日

福岡に移転してから、2ヶ月経過しました。

福岡移転後、2ヶ月経過しましたが、移転は正解であったと判断致します。無論、それを実績で証明することが必要ですが、あらゆるものがとりとめもなく氾濫している首都圏と比較して、適度に都会であり、適度に田舎である福岡は活動しやすいと考えます。

生計の為の就活に難を要しております。その意味で、自分自身も二束のわらじをせざるを得ない状況ですが、54歳という年齢から、日立で磨いてきたスキルを活かした就活は苦戦しており、音楽普及活動と連動させ、イベント企画会社の検討を開始しました。早く落ち着き、音楽普及活動、練習、勉強にいそしみたいものです。

福岡に移転してから、以下の通り、音楽普及を推進中です。一層邁進していきます。

1.福岡市城南区社会福祉協議会管轄のシニアアシスト城南登録の団体との連携  できることからやっていくという考え、草の根活動の重視、設立主旨記載の高齢者や若年層への力、癒しの付与という観点で以下の通り実施中
(1)ベネトーンズ(ハーモニカカルテット)との連携
①福岡で一緒に音楽活動を行なっているソプラノの歌い手と一緒に、種々の施設での演奏会参加(7月~予定)。それに伴い、自分が編曲実施
②後述する10月14日予定のコンサートへの出演予定
(2)福博相撲甚句会との連携 ・後述する10月14日予定のコンサートへの出演予定
(3)音楽療法ボランティアポコ・ア・ポコとの連携
①6月27日の大野城市の高齢者施設での演奏会参加
②後述する10月14日予定のコンサートへの大正琴による出演依頼実施(回答待ち)

2.第1回スポーツとのコラボレーション企画(マラソン)  以下を開催予定。尚、第2回は相撲とのコラボを九州場所のタイミングに合わせて開催すべく検討開始。
(1)月日:9月9日
(2)場所:福岡市内のホール
(3)内容:谷川真理さんによるトークショー(地雷撲滅やチャリティーに対する思い、演奏とマラソンの体の使い方の共通性と健康に有意義であることを共演者の演奏家と一緒にトーク)及び谷川真理さんリクエスト曲のコンサート(西洋音楽主体)

3.ジャンルの垣根を超えた音楽普及企画 財団法人国立青少年教育振興機構子どもの夢基金部による助成金により、以下を開催予定
(1)月日:10月14日予定
(2)場所:福岡市内のホール
(3)内容:ペルーのアンデス民族楽器演奏団体による演奏、前述のベネトーンズ、福博相撲甚句会、音楽療法ボランティアポコ・ア・ポコ、自分のトランペットソロ演奏

4.純粋な西洋音楽普及企画
(1)音楽啓蒙講座(わかりやすい名曲解説講座、作曲家の作風をわかりやすく解説する講座作曲家の生き様から人生を考える講座等)
①カルチャーセンターへの検討依頼 (A)NHK文化センター、アイ&カルチャー天神)が8月に後期講座を対象とした検討
(B)出演者:九響楽員及び東邦音大作曲科教授荻久保和明氏予定 ③ももち文化センターにも企画提案実施

5.その他
(1)ヤマハからの助成金による「おんがくっ子塾」を神奈川県平塚市で以下の通り開催。
 「おんがくっ子塾」は従来、文科省からの支援により継続してきたが、事業仕分けで実施困難となり、中断。それを民間企業にご理解いただいたことに対し、嬉しさを覚える。
① タイトル「夏休みおんがくっ子ミュージカル&民族音楽講座」
② 練習14回及び本番1回(9月1日)
③ 内容
(A)ミュージカル:サウンドオブミュージック(プロの伴奏(ジャズバンド、ホルン、トランペット)による)
(B)民族音楽:楽器や道具(ベル、アンクルン(インドネシア民族楽器)、こきりこ竹、ゴスペル等)のよるわらべうた(てまりうた、かごめかごめ)、こきりこぶし、聖者が街にやってきた、上を向いて歩こう等の演奏

(2)助成金獲得施策 昨年、合計10自治体、財団、企業に応募し、2団体から助成金を獲得したが、今後もそれらを継続応募すると共に、以下にも応募
①福岡市内の団体対象である福岡市文化芸術振興財団の平成24年度福岡市民芸術祭対象  企画に応募(募集期間:7月末迄。助成金額3万円)
②福岡市文化芸術振興財団による平成25年度福岡市芸術文化活動助成事業に応募(募集 期間:11月末迄。助成金額60万円)

2012年6月1日金曜日

久々のブログです。

久々のブログです。福岡に移転し、約2ヶ月、いろいろありました。パソコンがおかしくなり、買い替えたのですが、設定が上手くいかず、ずっと更新できませんでした。これから、随時、ブログも書かせていただきます。どうかよろしくお願い致します。