2012年7月29日日曜日

高校野球の監督

オリンピックが始まり、感動もいただいていますが、高校野球の話題です。

全国の都道府県で甲子園出場校が決まっていますが、今日、NHKでかつての名監督の高校球児に対する指導等の特集番組がありました。

まず、箕島高校の尾藤監督です。常に笑顔を絶やさず(笑顔の練習もされたようdす)、前向きな生き方を目指され、それが教え子に見事に伝わっており、すばらしいものを感じました。昭和54年夏の甲子園の箕島高校対金沢星陵高校の延長18回の死闘は今でも名勝負として語り草になっています。結果は4対3で箕島高校の勝利でした。あと一人アウトで金沢星陵高校の勝利という時に、金沢星陵高校のファーストがファールフライを落球、そのあと、同点ホームランが出るという劇的展開もありました。特に印象に残ったのは、そのあと、尾藤監督がこのファーストの選手に対し、個人的に激励の意味で、お会いになり、色紙に言葉を書かれて渡されたということです。なかなかできることでないと思います。見習うべきことです。尚、尾藤監督はちょっと前に亡くなりましたが、告別式に金沢星陵高校の監督もご列席されていました。涙ながらに思い出を語られていましたが、こうしたことに対する思いもあったものと想像します。

二人目は池田高校の蔦監督です。通常、練習はランニング、守備から始めるのに対し、いきなりバッティング練習から始め、打撃を売り物にするという当時としては珍しいスタイルを貫かれた監督です。陽の目を見るまで時間が掛かったとのことですが、ご自身の考え方を貫かれたことに対し、すばらしいものを感じます。

最後は沖縄水産高校の栽監督です。野球後進県を強豪県にされ、歴史を塗り替えれ、歴史を創られた方です。

共通しているのは、野球の技術のみならず、人間教育に力を注がれたことです。体当たりで選手達に接しられていました。

この番組を通じて、子供達に音楽を通じた教育にも相通じるもの、実に勉強になりました。

2012年7月27日金曜日

オリンピック開幕

オリンピックが始まりました。全員が目標を達成できることはありえず、勝者と敗者が出ますが、是非、多くの選手の皆様が悔いの残らないよう頑張っていただきたい、感動をいただきたい、と思います。

そんな中、二つ思うことがあります。

一つは昭和23年のロンドンオリンピックです。私が生まれる10年前の話であり、話でしか知らないことです。このオリンピック、日本は第二次世界大戦の敗戦国であり、参加が認められませんでした。その前のオリンピックは昭和11年であり、昭和27年までの16年間、オリンピックには無縁であったことになります。その意味で、選手の皆様には、平和の尊さ、出場できる喜びを感じていただきたいということです。

もう一つは、やはり出場できる喜びということになりますが、対象競技でなくなった種目の選手の分まで頑張ってほしいということです。ごく最近、女子ソフトボールの世界大会で日本が世界一になりました。しかし、メディアの扱いは少なく、北京オリンピックの時の金メダルとは大きな違いを感じました。女子ソフトボールの選手達の気持ちは計り知れません。

その意味では、私が親しくさせていただいている女子プロ野球の選手達も同じ思いでしょう。つい最近まで、女子サッカーもマイナー競技でした。いつの日か、いや近い将来、女子野球が世界的な種目となるよう願っています。

2012年7月23日月曜日

「第1回スポーツ&ミュージック -マラソン-」打合せ

首都圏に伺った際、かつて会員であった水道橋にある「ハイテクスポーツ塾」に伺い、9月9日(日)の「第1回スポーツ&ミュージック -マラソン-」の打合せを行なわせていただきました。

当然ながら、いろいろなランナーの方々、指導者の方々と再会でき、懐かしく思いました。

この企画、「第1回」であり、何としても成功させ、次につなげる思いを強くしました。

フルマラソンは最初の5キロくらいはきついのですが、呼吸が慣れてくると、ランナーズハイを感じ、35キロくらいまでは楽しく走れます。最後はまたきついのですが、目標タイムを達成し、終わった後の爽快感は何とも言えません。

音楽でも、ベートーヴェンの思想である「苦悩を乗り越えての歓喜」という言葉に代表されるように、同じです。

又、呼吸法や体の使い方も同じであり、間違いなく演奏とマラソンは相乗効果があります。

そうした思いを持って、多くのランナー、音楽愛好家、これからマラソンや音楽を始める方々に有意義な企画にすべく、取り組んでいきます。

知人、友人、親戚との再会

2ヶ月ぶりに首都圏に伺い、いろいろな知人、友人、親戚と再会しました。福岡に移転し、なかなかお目にかかれず、かなり精力的に動きましたが、大切にしていきます。距離に反比例し、一層親しくさせていただくようにする気持ちを持っていきたいと思います。

怪我をして思うこと

骨折し、松葉杖のお世話になって以来、いろいろな方々から親切にされています。首都圏に行き、動かざるを得なかったということ、天気がイマイチであったことから、いろいろ教わりました。

まず、電車に乗ると、必ず席を譲られます。今まで譲っていた方であり、恐縮してしまいます。

又、飛行機では最初に搭乗でき、スチュワーデスの皆様から親切に介護いただきました。これもありがたいことです。

最も感動したのは、都内で突然、雨が降ってきたのですが、その際、親切なご婦人が傘を差し出され、入って下さい、と言われ、最寄駅までご一緒いただいたことです。これはなかなかできないこと、本当に感謝しております。

こうしたふれあい、大切にしていき、感謝の気持ちを忘れず、生きていきます。

ピアノ発表会

7月22日(日)に東邦音大入学までピアノを習っていたピアノの先生の発表会に出演させていただきました。今年は初めてピアノを演奏せず、トランペットだけでした。

この先生、慶應ワグネルのトランペットの2年後輩の奥様、お嬢様お二人とも親しくさせていただいています。

ということで、伴奏はご主人にお願いしました。このご主人は会社員とは思えないピアノのレベル、3月、5月のコンクールでも伴奏をお願いしました。

今回の曲もコンクールと同じロパルツの「アンダンテとアレグロ」でした。5月のコンクールの前に、やはり慶應ワグネルのトランペットの1年後輩から、「楽しませて下さい。その為には、飯野さんが楽しんで演奏されることが必要です」という言葉をいただき、それを転機にして、変な緊張でなく、音楽に集中し、いい音色を醸し出し、曲を表現する、聴衆の皆様と共感する、といったことを心掛けるようにし、手前味噌ですが、いい方向に進んでいるのを感じます。

私にとって、あらゆる面で師匠に当たる指揮者の小林研一郎先生が指揮台に上がられる前に、沈黙の時間を持たれますが、同様に(世界の巨匠と比較し、甚だ僭越ですが)、5月のコンクール以来、それを行ない、音楽に入り込むにするようにしています。今回もそうでした。残念ながら、ミスもありましたが、自分自身の表現はできたと思います。

そして、いつもこうした本番で感じるのは、子供達にとっては勿論、すべての人にとって、受け身でなく、自ら表現することが自分らしさ、主体性につながるということです。MDCはこうした活動を重視して、これからもやっていきます。

夏休み子どもミュージカル



今日の午後、福岡に戻りました。首都圏でいろいろな音楽活動をしてきました。逐次、ご報告させていただきます。

写真は、平塚での夏休み子どもミュージカルの初練習の様子です。計14回練習し、9月1日(土)に本番を行ないます。練習開始ということで、伺いました。

これは、2年前まで文科省の助成金により、「おんがくっ子塾」という名称で継続開催されていましたが、事業仕分けにより、 開催できなくなったのですが、ヤマハ音楽振興会から今年度の活動として助成金をいただき、開催に至った経緯があります。国家が認可しなかったものを民間企業が認可いただいたことに嬉しさを覚えます。

写真をご覧になるとおわかりになりますが、親子で参加し、友達同士は勿論、家族のふれあいも大切にしています。2年前まで参加してくれていた方々が引っ張ってくれ、発声練習、ダンスの練習等を中心に行ないました。歌の先生、ダンスの先生のご指導により、お世辞でも何でもなく、皆さん、生き生きと練習に取り組まれ、頼もしく感じました。

近年、外で友達同士が暗くなるまで遊ぶといったことや家族のふれあいがなくなったと言われていますが、そうしたことの大切さも強く感じました。

この企画、是非とも毎年継続したいと思います。その意味で、来年度以降も助成金をいただくよう、頑張ります。

尚、ミュージカルの題材は「サウンドオブミュージック」です。たまたま今、劇団四季が福岡でこれを演じておられます(私は2年前に東京で鑑賞させていただきました)が、負けないように熱く取り組みたいと思っています。

私事、「サウンドオブミュージック」は数知れず観た映画、何度も涙を流している思い入れが強いのですが、私は伴奏で参加させていただきます。編成はピアノ、ホルン、フルート、トランペット等です。

そして、本番の日には、震災支援に関連したすばらしい歌である「明日という日が」も全員で歌います。練習し、私もトランペットを吹かせていただきました。これも楽しみです。







2012年7月19日木曜日

骨折!

先日、ランニング中に左足首を変に着地させてしまい、骨折してしまいました。一昨日から松葉づえのお世話になっています。骨折も松葉づえも生まれて初めての経験です。

ご近所のお医者さんに治療していただきましたが、年齢的なものでなく、誰でも可能性があるとのこと、まだまだ若さを出したいと思います。

といっても、やはり、動くのが億劫なのが本音、歩くスピードはいつもの半分くらいですし、階段を歩くのも大変です。

ただ、こうして怪我をして、初めて見えるものもあります。例えば、エレベータやエスカレータのありがたさです。これは普段、殆ど考えないものです。日本は課題山積であるように言われていますが、こうした対策に対し、感謝の気持ちを新たにしました。そして、これも生まれて初めて、電車の中で席を譲られました。周囲への感謝の気持ちを忘れてはいけません。

何事も経験と思い、前向きに考えるようにします。ただ、明日から4日間、東京方面に行きます。「スポーツ&ミュージック -マラソン-」の打合せ、平塚での「夏休み子どもミュージカル」練習開始への立会い、トランペットソロの本番があります。荷物が多いと歩行困難となり、ハンドキャリーするのは楽器と小物のみとし、あとはホテルに宅急便で送りました。

2012年7月11日水曜日

セブンイレブンのサクセスストーリー

先日、日本初のコンビニのセブンイレブンのサクセスストーリーをテレビでドラマ化していたのを観ました。

印象に残ったキーワードがいくつもありますが、特に強烈なものを以下に列記します。

1.感謝の気持ちが大切である。
2.妥協しない気持ちを持ち続ける。
3.新たなアイデアは多くが反対するものである。
4.素人だから、常識を変えられる。
5.競争相手は同業他社でなく、社会の変化、時代のニーズである。

 
 
 
 
無論、大企業の傘下にあるという安心感は大きな要素であると思います。私自身、大企業の会社員という立場を捨て、今の立場になったので、実感として感じます。

ただ、セブンイレブンと自分のかつての仕事の大きな相違点は、最終的に、会社の仕事を自分のことと考えているかということであると思います。

私は30歳代前半まで会社人間であり、寝ても覚めても仕事しか頭にありませんでしたが、それでも、リフレッシュし、完全に仕事を忘れる時間もありました(矛盾しているようですが)。

しかし、セブンイレブン立ち上げ参画者、今の自分は仕事を忘れることはありえず、完全に仕事=自分のことです。

ただ、好きなことに没頭できるという意味では、幸せであると思います。これからも自分の軸をぶらさず、周囲への感謝の気持ちを持って、進んでいきます。

2012年7月2日月曜日

女子プロ野球の熱さ、篤さ

6月一杯で、3年目を迎えた女子プロ野球の前期が終了しました。

昨年、このブログに書かせていただきましたが、一昨年の夏、神宮球場で試合を観戦して以来、大ファンになりました。

それは、彼女らの熱さ、篤さによります。勿論、男子野球と比較して、投球や打球のスピードは敵いません。しかし、まだまだ発展途上の女子野球の普及に対する必死さが伝わります。

そして、その初めて観戦した試合で、たまたま京都アストドリームスの選手達と試合前のイベントでキャッチボールをさせていただき、何人かの選手達と知合いになれ、このチームのファンクラブに入りました。

その後、一昨年は名古屋でも観戦し、昨年は神宮球場、西武ドームの関東での試合のみならず、京都での試合も2試合観戦し、選手の皆さんにもお会いできました。更に、皆さんのブログで会話させていただき、一部の選手とは文通友達になっていますが、皆さん、すばらしいです。

といっても、今シーズンから3チームになったとはいえ、京都、兵庫、大阪のみ、昨シーズンは全国縦断の遠征もあったものの、今シーズンはまだ関西の試合のみ、8月末に始まる後期もまだ日程が発表になっておらず、関西以外で試合があるかどうかわかりません。

推測するに、わかさ生活という関西の健康食品企業がスポンサーになっているとはいえ、経営が厳しいのでしょう。選手達は全員、スポーツ整体師の資格取得に向けて、学校に通うことが義務付けられています。これはもし発展しなかった時に備えてのことでしょう。おそらく先のことはまだまだ不透明でしょう。何とか大きく発展し、女子サッカーのようになってほしいと願っています。

そして、こうした先が見えない中、頑張っている皆さんから力をいただいているのが偽らざる心境です。私の音楽活動も同じですから。皆さんと「前向きに明るく頑張りましょう」とブログを通じて、励まし合っています。いつの日か、9月9日に第1回を開催する「スポーツ&ミュージック」において、女子プロ野球の選手達とご一緒できれば、本当に嬉しく思います。感動的な再会になることは間違いないでしょう。

世界のトップ奏者は凄い!

昨日の「ららら♪クラシック」(Eテレの夜9時~1時間放送のN響アワーの後継番組)、世界のホルン奏者ラデク・バボラークとトランペット奏者ルベン・シメオの演奏でした。当然、すっかり聴き入ってしまいました。

いつも疑問に思うのは、ホルンが最も難しい金管楽器と言われること、ここでも言われました。ギネスブックに出ているとのことですが。といっても、自分の専門楽器が一番すばらしくむずかしいと思うのが常ですし、人によって向き不向きは違うので、一概に言えるとは思えません。

又、世界の金管奏者の名言で「コンサートでは演奏家と聴衆が同じことを感じるようにする」「豊かな心があって、初めて聴衆に思いを伝えることができる」「音楽に入り込む」といった言葉が印象に残りました。やはり、音色が基本であり、その為には、技術と心の両面のバランスが大切であるのを再認識しました。


2012年7月1日日曜日

巨人の星

タイトルは言わずと知れたスポ根アニメの草分けです。私はアンチ巨人ですが、このアニメから多くのことを学んでいます。

いくつもキーワードがあります。「死ぬ時は前のめりで死ぬ」「花は黙って咲いているから美しい」「ツーアウト満塁ツースリーの土壇場の迫力」「日本人による新魔球」ーーー。

今、スカパーで再放送を行なっています。丁度、甲子園大会が終わった当たり、最初のクライマックスと言っていいでしょう。

実は、先週初めてこの再放送があるのを知りました。甲子園大会の最中の場面でした。最初から観たかったのが本音ですが、何度観ても、いつも感動します。年甲斐もなく、ウルウルし、目頭が熱くなります。

私は、主人公星飛雄馬の愚直なまでの真っ直ぐな生き方、考え方が好きです。一般的に言えば、極端であり、批判されることも多いでしょうが、私にとっては、男の生き様の見本です。

幾多の困難を乗り越え、現実的にはありえないバットにボールを当てる大リーグボール1号、消える魔球の大リーグボール2号ーー、といった斬新な試みを想像を絶する根性で生み出し、一世を風靡する、見習うことばかりです。

常に放送時間にいるとは限らず、すべて観ることはむずかしいですが、あと1年くらい続くであろう 番組が楽しみです。力をもらえることでしょう。


「ただそこにいるだけでいい」

タイトルは朝ドラ「梅ちゃん先生」で開業医の坂田先生が医者なりたての梅ちゃんに語った言葉です。

蕎麦屋が人助けという気持ちでやっていないのと同様、医者は人助けという考えで行なうのでない、それは医者の思い上がりであり、「ただそこにいるだけでいい」という気持ちでやればいいということです。

これは真の思いやり、気遣い、決して恩に着せずに接する、という意味で、実に含蓄のある言葉であると思います。自然体で肩の力を抜き、誠心誠意接するという思いの大切さを再認識しました。

音楽普及活動をしていく上で、真に皆さんの為になることを伝えるよう、企画、広報、演奏ーーー、とやっていく気持ちで取り組んでいく強い意志を持って、やっていきます。

そして、一般的には、大学病院の医者は開業医より高く見られがちですが、梅ちゃんは地域の人達とのふれあいを求めて、開業医になりたいという希望を持つようになりました。

これも音楽活動に相通じる面があります。トップクラスの演奏家は先進医療技術や学問を研究する大学病院の先生に似ており、私のような演奏家は真の開業医を目指し、音楽のすばらしさを発信すべきであると考えます。

こうして、昨年の「おひさま」「カーネーション」、更に、今再放送している「ゲゲゲの女房」と、朝から朝ドラによって、力をいただいております。

LEGEND

タイトルは男性ボーカル5人のアンサンブルです。福岡で適宜、一緒に音楽活動を行なっているル・セルクル音楽教室の先生から誘われ、昨日、大分県日田市で、彼らのコンサートを聴きました。

曲は、オペラアリアの名曲、日本の名歌、世界の名歌等ジャンルを問わず、いろいろなものがありました。そして、感動的だったのは、最後に日田市の小中学生約100人も一緒にステージで、「明日という日」(震災支援に伴い、作られたすばらしい曲です)を歌われたことです。会場全体が一体感に包まれました。

このコンサートを通じて、「音楽は心である」のを再認識しました。世の中、もっと上手い歌い手さんは沢山いるかもしれません。しかし、それが感動につながるか、というと決して直接結びつくことはない、感動は技術だけでなく、表現力が相俟って、初めて可能になると思います。そうでなければ、私の存在価値もないかもしれません。

すばらしいコンサートでした。

そして、今後の音楽活動拡大に際し、大切な人のつながりも拡大しました。10月にアンデス民族楽器グループ「フォルクローレ」とコラボコンサートを行ないますが、日田でも開催します。そこでお世話になる方々とお知合いになれました。更に、それに伴い、子供達の夏休みに合わせて、合宿でお世話になるコンサート会場兼レストランの方等ともお会いしました。

自分の軸をぶらさず、こうして、人のつながりを大切にして、音楽普及活動に励みます。