2013年7月30日火曜日

またまた音楽のすばらしさをお客様と共有しました。






デイサービス徒然殿で、利用者の皆様にもご参加いただき、訪問コンサートを開催しました。

いつものように、音楽に合わせてパタカラを行ない、そのあと、「四季の歌」を題材として、心を込めて歌う秘訣を朗読、トランペット演奏を交えて、体感、そして、「幸せなら手をたたこう」で体を動かしながら、音楽を楽しんでいただきました。

メインは夏にちなんだ歌、トランペット演奏をお聴きいただきながら、猛暑を吹き飛ばすよう、大きな声で歌っていただきました。「夏は来ぬ」「うみ」「しゃぼん玉」「かもめの水兵さん」「浜辺の歌」「夏の思い出」「知床旅情」を採り上げ、作曲家や作詞家の逸話等を織り交ぜ、古き良き日本を堪能いただいたかと思います。最後にアンコールとして、坂本九さんを思い出すよう、「見上げてごらん夜の星を」をトランペットで演奏し、皆さんと、持参したタンバリン、カスタネット、マラカスで盛上げながら、「上を向いて歩こう」を合唱しました。

そのあと、誕生会に移行しましたが、"Happy Birthday to You"をトランペット演奏と共に、合唱し、皆様の手作りケーキを一緒に食べました。利用者の皆様、スタッフの皆様とお話させていただく時間を持つことができ、実に楽しかったです。

この施設は、民家型デイサービス、食事も手作りですし、壁には、「青い山脈」「あこがれのハワイ航路」「ふるさと」等の歌詞が貼られており、実にアットホームです。自宅でくつろぐ雰囲気が醸し出されており、利用者の皆様、生き生きとされていましたし、スタッフの対応もすばらしいのを強く感じました。私にとってもいい勉強になりました。

多くの利用者の方々から、「また来て下さいね」「楽しかったです」「きれいなトランペットの音色にただただ感動しました」と言われ、正に演奏家冥利に尽きました。皆様との再会を楽しみにしております。

2013年7月28日日曜日

こころとこころをつなぐ音楽

タイトルのコンサートが春日市ふれあい文化センタースプリングホールで開催され、聴きに行きました。

別府市在住の日本を代表するピアニスト伊藤京子さんが企画、演奏されるシリーズですが、私は初めて伺いました。

冒頭、春日市少年少女合唱団による日本を代表する叙情歌、童謡メドレーが披露されました。芸術的な編曲もさることながら、表現力、技術とも実にすばらしく、児童合唱らしい純粋無垢な歌声に感動しました。特に、最初と最後に歌った「ふるさと」、グッとくるものがありました。伴奏の伊藤京子さん、さすがでした。

そして、そのあとは、ヨーロッパを中心に活躍されている世界的ヴァイオリニストの川久保賜紀さんと伊藤京子さんのデュオでした。舞台も客席とし、ヴァイオリンとピアノを囲む形で、丁度、古き良き時代のヨーロッパでよく見られるサロンコンサートの雰囲気で、お客様と演奏者が同じ目線で一体感を感じながら、音楽を楽しむという主旨がよく伝わりました。演奏にもただただ感動、実にすばらしい時を過ごすことができました。トークも楽しかったです。

MDCがあちこちの施設で開催させていただいている訪問コンサートも同じ主旨、近い将来、コンサート会場が一体となる通常のコンサートを開催できるようにしたい気持ちを新たにしました。

2013年7月23日火曜日

「また来てね」「昔が懐かしくなり、楽しかった」「生が一番」






 
 
タイトルは以前にも使用しましたが、介護付有料老人ホームケア・ラポート野間殿にて、訪問コンサートを開催させていただき、終了後、多くの入居者の皆様から掛けられたお言葉です。
 
「戦後歌謡史を振り返って~昭和20年代の名曲~」という内容で行ないました。
 
いつものように、腹式呼吸の練習、キーボードに合わせたパタカラを行ない、「ふるさと」を題材として、心を込めた演奏とそうでない演奏をトランペットで実演し、皆様にも、日本語の美しさを噛み締めていただきながら、朗読のあと、歌っていただきました。
 
そして、メインは昭和20年代の名曲、「リンゴの唄」「みかんの花咲く丘」「山小舎の灯」「あざみの歌」「青い山脈」「長崎の鐘」「夏の思い出」「高原列車は行く」をトランペットで演奏し、皆様にも大きな声で歌っていただきました。途中、当時の世相や歌手、作曲家の話を織り交ぜましたが、皆様、戦争、戦後の動乱期でご苦労された方々であり、改めてそうした方々に対し、尊敬の念を覚えました。
 
この施設は2度目の開催でしたが、前回同様、大きな声が聞こえ、すばらしいものを感じました。又、多くの利用者の方々と、心の通ったふれあいをさせていただくようになりました。冒頭に書かせていただいたように、終了後、「また来てね」「昔が懐かしくなり、楽しかった」「生が一番」といったお声を掛けていただきました。正に、演奏家冥利に尽きます。素直に嬉しかったです。何人かの入居者の方々から、見送りいただきましたし、チラシもほしいと言われ、お渡ししました。是非、多くの皆様に普段から音楽のすばらしさを体感していただきたい、楽しんでいただきたいと願っております。
 
次回は8月30日(金)に開催させていただきます。再会を楽しみにしています。
 

 

2013年7月21日日曜日

白鵬、優勝!

名古屋場所が終わりました。年齢が約半分ですが、尊敬する横綱白鵬が優勝されました。よかったです。ただ、連勝が43で止まりましたし、千秋楽は完敗、残念な点もあり、脇腹の怪我が心配です。解説の北の富士さんによると、往年の稽古より量が減っていることにもよるとのこと、是非、完治させ、再び猛稽古で、強さを見せてほしいと願っております。

優勝インタビューで、またまたすばらしいと思ったのは、今場所で引退する兄弟子の元幕内龍皇に感謝も言葉を述べられたことです。まだ取的の頃、同じモンゴル出身のこの力士と切磋琢磨し、指導いただいたとのこと、この横綱の周囲への感謝の気持ちに対し、素直に尊敬の念を覚えます。見習います。

それにしても、解説の北の富士さんと舞の海さんの掛け合いは漫才のようで、おもしろいです。初日、中日、千秋楽のお二人の解説、いつも楽しませていただいております。

2013年7月17日水曜日

デイサービス麦野殿で訪問コンサートを開催させていただきました。




 
 
デイサービス麦野殿にて、訪問コンサートを開催させていただきました。4月25日に続いて、2回目の開催でした。
 
今回は戦後歌謡史第一弾として、昭和20年代に流行った歌を中心に歌ったり、トランペットソロを聴いていただきました。
 
まずは、いつものように、ストレッチ、腹式呼吸を行ない、キーボードに合わせて「パタカラ」をし、「四季の歌」を題材に、朗読とトランペット実演により、日本語の美しさをかみしめ、一つ一つの音を大切にしながら、流れを大切にするということ、心のこもった歌とは、ということを体感いただきました。
 
そして、メインは昭和20年代に流行った歌です。トランペットソロをお聴きいただき、キーボード伴奏により、皆様と一緒に歌いました。トランペットを生で聴くのが初めてという方も多く、途中、音の出し方等も実演を交えて、楽器紹介も行ないました。
 
「リンゴの唄」「みかんの花咲く丘」「長崎の鐘」「青い山脈」「高原列車は行く」を当時の世相、歌手や作曲家の話もしながら、楽しんでいただきました。
 
いつものことながら、多くの皆様から、「また来て下さいね」「話もおもしろかった」「トランペットの音色に感動した」「大きな声で歌えて、楽しかった」とおっしゃっていただきました。演奏家冥利に尽きます。
 
スタッフの皆様、利用者の皆様、本当にありがとうございました。次は10b月21日にお邪魔致します。再会を楽しみにしております。

 
 
 

2013年7月13日土曜日

西日本国際音楽コンクール本選に出場しました。


西日本国際音楽コンクールに入賞し、本選に出場しました。若手の登竜門らしく、予想通り、下は高校生、多くは20歳代でした。そんな中、55歳の私も気持ちは若手、生涯現役であり、臆せず、吹けました。

これでコンクールは3度目、過度な緊張をしないコツは掴んだように思えますし、楽しめました。ただ、今回はちょっと入れ込み過ぎ、感情に走ったかもしれませんし、ミスも散見されました。結果は特別な賞受賞にはつながりませんでした。といっても、優秀な演奏家に交じって、よくぞここまで残った、というのも本音、気持ちを新たに頑張ります。

又、ここ何年か優勝者が出ておらず、今回も出ませんでした。こうしたメジャーなコンクールで優勝すれば、ステップアップにつながるでしょうし、トップレベルの演奏家になるのは本当に大変です。

そして、今回、多くの皆様から激励いただきましたし、伴奏していただいたピアニスト菊池啓子先生に助けていただきました。本当に感謝の念で一杯です。ありがとうございました。

2013年7月12日金曜日

明日は西日本国際音楽コンクール本選!

明日は西日本国際音楽コンクール本選です。先日、西日本新聞に、出場する入賞者が写真入りで紹介されていました。「若手の登竜門」ということで、若い方々が多い印象です。しかし、「青春は心の若さ」「生涯現役」であり、55歳でも、気持ちは若手、真摯に音楽に向き合い、自分自身を表現したいと思います。矛盾するようですが、音楽は人生経験が反映されるもの、私自身の生き様を音に込めます。そして、何より楽しむ気持ちが大切です。昨年5月に東京で開催されたアジア国際音楽コンサートで入選した際、その気持ちを持つコツを掴んだつもり、曲も同じロパルツの「アンダンテとアレグロ」、お客様と音楽のすばらしさ、楽しさ、感動、力、癒しを共有したいと思っています。

そして、伴奏をしていただく菊池啓子先生、本当にすばらしいピアニストです。助けられています。感謝の念で一杯です。

オリジナルCD完成!

「歌は心!聴いて、歌って、楽しみましょう!~トランペットと共に~」が完成しました。高齢者施設を中心に、いろいろな団体、法人、個人にお送りし、それと共に、本来は販売するものですが、お世話になっている方々には、贈呈させていただきました。

内容は、春夏秋冬にちなんだ日本を代表する抒情歌(「早春賦」「夏の思い出」「ちいさい秋みつけた」「雪の降る町を」)、昭和20年代、30年代、40年代、50年代、平成にヒットした名曲(「りんごの唄」「見上げてごらん夜の星を」「瀬戸の花嫁」「いい日旅立ち」「千の風になって」)をトランペットソロでお聴きいただき、ピアノ伴奏カラオケで歌っていただくというものです。又、歌は心身ともに健全であることが必要であり、ストレッチの為の癒し系音楽(ベートーヴェンの「悲愴」第2楽章より)、健康体操用音楽(クラークの「トランペットボランタリー」とヴェルディの「アイーダ凱旋行進曲」(それぞれ抜粋))、パタカラ用音楽(モーツァルトのトルコ行進曲冒頭)、朗読も含めた「ふるさと」を収録しております。

早速、お世話になった高齢者施設にお住まいの音楽好きの女性から、電話が掛かってきました。「CD聴きました。楽しませていただいています」という内容で長電話となりました。又、勤務しているデイサービス施設でも、利用者の方々に楽しんでいただいております。

MDC一同が心を込めたCD、是非、多くの皆様に、「楽しんでほしい」「幸せな気持ちなってほしい」という思いで一杯です。

2013年7月8日月曜日

愛・あい本社デイサービスセンターで訪問コンサートを開催させていただきました。



愛・あい本社デイサービスセンターで訪問コンサートを開催させていただきました。

この施設は、毎日、カラオケをされており、週に2回はクラビノーバ生演奏による歌唱をされているとのことであり、お聴きいただくのをメインとさせていただきました。

クラシック音楽がご希望であり、トランペットソロとして、クラーク作曲「トランペットボランタリー」、ヘンデル作曲「アンダンテと行進曲風アレグロ」、ハイドン作曲「トランペット協奏曲第2楽章」、チャイコフスキー作曲「ナポリの踊り」(「白鳥の湖」の1曲)、ロパルツ作曲「アンダンテとアレグロ」、アンコールとして、日本が世界に誇る叙情歌「夏の思い出」を曲や作曲家の紹介も交えて、演奏しました。トランペットを生でお聴きになるのは初めての方ばかりであり、途中、楽器紹介として、音の出し方、手入れの仕方等の説明もさせていただき、競馬のファンファーレやコマーシャルで流れるファンファーレ、軍隊ラッパの曲等も演奏しました。

後半は、音楽は心が大切であることを体感いただく意味で、「ふるさと」の朗読も交え、「ふるさと」「幸せなら手をたたこう」「上を向いて歩こう」を皆様と一緒に歌いました。

クラシック音楽に親しんでいただきたいという思いで演奏し、皆様にも歌や体を動かして参加いただき、会場一体となった音楽のすばらしさの共有に努めました。一部、音楽好きの方から、演奏方法等いろいろ質問されましたが、こういうのは嬉しいものです。これからも音楽を心にお持ちいただき、楽しい有意義な生活をお過ごしいただくよう願っております。

2013年7月7日日曜日

プラハ放送交響楽団による「我が祖国」全曲コンサートから学ぶこと

アクロス福岡で、プラハ放送交響楽団(指揮オンドレイ・レナウト)によるスメタナ作曲「我が祖国」全曲コンサートを聴きました。

失礼ながら、プラハ放送交響楽団は世界的に一流オーケストラとは認められていませんし、チョコ国内でも、チェコフィルやプラハ交響楽団より下に見られています。

しかし、すばらしい感動的な演奏でした。音一つ一つに魂が入っており、いい意味で、国を愛する心が伝わりました。

何故か!音楽は技術だけでなく、心、気持ちが大切ということだと思います。プロに対して、これも失礼ですが、高校野球を観て、プロ野球にない感動が感じられるのと同様でしょう。

私に置き換えると、私程度の演奏家は掃いて捨てる程、います。しかし、企業で言えば、オンリーワンを目指す施策が必要でしょう。MDCが現在力を入れている訪問コンサートも同様です。お客様に歌、体操、ストレッチ等で参加いただき、音楽のすばらしさを共有し、会場を一体感に包む、というコンセプトで開催しておりますが、是非、継続拡大していこうと思います。

又、7月13日に出場する西日本国際音楽コンクールも同じです。先日、西日本新聞に出場者が顔写真入りで紹介されていましたが、若手の登竜門であり、中高年は私のみです。しかし、だからこそできる演奏、人生経験を反映した演奏というのもあると思います。音楽性は年齢とともに変わりますし、深みを増します。過度な緊張がないよう、楽しむ気持ちを持って、音楽に真摯に向き合い、自分自身を表現するよう努めます。曲は昨年5月のアジア国際音楽コンサートと同じロパルツ作曲「アンダンテとアレグロ」です。