グッドタイムホーム3薬院殿にて、「戦後歌謡史を振り返って~昭和20年代の名曲~」という内容で、第1回コンサートを開催させていただきました。
まず、「ふるさと」を題材として、心を込めた演奏とそうでない演奏をトランペットで実演し、皆様にも、日本語の美しさを噛み締めていただきながら、朗読のあと、歌っていただきました。そして、「幸せなら手をたたこう」で、手足の動きも交えて、音楽を楽しんでいただきました。
メインは昭和20年代の名曲、「リンゴの唄」「みかんの花咲く丘」「青い山脈」「夏の思い出」「高原列車は行く」をトランペットで演奏し、皆様にも大きな声で歌っていただきました。途中、当時の世相や歌手、作曲家の話を織り交ぜましたが、皆様、戦争、戦後の動乱期でご苦労された方々もいらっしゃり、改めてそうした方々に対し、尊敬の念を覚えました。
又、「夏の思い出」の作曲者中田喜直に関連させて、イントロ当てクイズをトランペットで行ないました。「小さい秋みつけた」「雪の降る街を」ですが、盛り上がり、こちらも楽しくなりました。
更に、トランペットを生でお聴きになるのが初めての方が多く、トランペットの音の出し方、いろいろな名曲やファンファーレ、軍隊ラッパの曲等を交えて、楽器紹介させていただきました。
併せて、ピアノソロは久しぶりでしたが、ショパンのノクターン第2番を演奏させていただきました。
最後に、皆様に前向きな気持ちになっていただこうと思い、坂本九さんが歌った名曲「見上げてごらん夜の星を」をトランペットで演奏し、「上を向いて歩こう」を皆様と大合唱しました。
アンコールでは、「荒城の月」をトランペットで演奏、皆様にも歌っていただき、最後の最後は、トランペットソロで「アイーダ」凱旋行進曲を演奏しました。
終演後、「楽しかった」「また来てね」というお声を多くのご利用者の皆様から掛けていただき、スタッフの方々からも、とても盛り上がり、よかった、皆様の表情が明るくなった、というお言葉をいただきました。正に、演奏家冥利に尽きます。素直に嬉しかったです。次は、3月23日、皆様との再会を心待ちにしております。