またまたNHK朝ドラ「カーネーション」の話題です。
主人公糸子も50歳を過ぎ、洋服のデザインの時代の流れに自分自身がついていくのが大変になってきたのが描かれています。若い時は時代の流れが変わることを願っていたのが逆に時代が変わらないのを願うようになっており、引退が近い状況になっています。
洋服は流行がありますし、若い人には若い人の感性がありますから、わからなくはないです。ただ、世代に応じた感性というのもあり、逆に、若い人には中高年の洋服のデザインがむずかしいというのもあるように思えます。
音楽も年と共に演奏スタイル、曲想のつけ方が変わってきます。人間性、人格が直接反映されるので、そういうものです。それでこそ、存在意義があると思います。
元々、私が音楽の道に転身しようと決意したのは51歳の時です。ある程度、会社員として先が見え、このまま淡々と会社生活を過ごすのは人生の無駄でないかと考え、熟慮し、英断しました。そのきっかけの一つとして、サッカーの川淵キャプテンの著書「51歳の左遷からすべては始まった」を読んだことが挙げられます。
川淵さんは元オリンピック選手であり、古河電工の監督もされ、その後、古河電工の管理職を務められていましたが、著書のタイトル通りのことが起き、サッカーの人気向上に人生を賭けるべく、サッカー界に戻られ、種々の困難を乗り越えられ、Jリーグを発足され、今日に至っています。この生き様に共感を覚えました。
「カーネーション」により、自分の社会における存在意義を見出し、発信し、生涯現役を貫き気持ちを強くしています。
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