2012年3月21日水曜日

ラザレフと日本フィルによるラフマニノフの2番のシンフォニー

先日、久々に、日本フィルの演奏会を聴かせていただきました。日本フィルは数年前まで定期会員であり、親しくさせていただいている楽員、事務局の方々も多く、親近感を強く持っています。聴衆との親近感、ふれあいを大切にされ、その意味でも好きなオーケストラです。

聴かせていただいたのは、ロシアの巨匠ラザレフ指揮によるラフマニノフの2番のシンフォニー他でした。このシンフォニー、ラフマニノフらしい哀愁、情緒、説得力が感じられます。ピアノの大家らしさも随所に出てきます。有名なのは、第3楽章冒頭のクラリネットの何とも言えないこの世にこんな美しい旋律があるのかと思わせる部分です。何かのコマーシャルでも使用されました。

そして、この演奏、本当にすばらしかったです。何より出てくる音が凄い、魂が入っており、ぞくぞくするような響きでした。そして、いろいろなソロ、アンサンブル、トゥッティ(オーケストラ全体で演奏すること)すべて情緒におぼれることなく、それでいながら、感情表現と説得力をが感じられました。ただただ圧倒されました。

私もこうした演奏を目指したいと思いますし、こうした音楽がもっともっと社会に浸透するよう気持ちを新たにしました。

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