2013年5月5日日曜日

アクロス・ユースオーケストラのコンサートを聴きました。

アクロス福岡で、アクロス・ユースオーケストラのコンサートを聴きました。

前半は福岡で管弦楽のクラブを持つ5つの高校の演奏、後半は合同オーケストラの演奏と韓国の児童養護施設に作られたオーケストラの演奏でした。

前半では、特に、西陵高校と明善高校の演奏がすばらしかったです。西陵高校は、プロでも難曲のストラヴィンスキーの「火の鳥」から、明善高校は「新世界」の第4楽章でしたが、指揮をされた指導者の先生と高校生達が一体となり、心のあるすばらしい演奏でした。やはり、指導者は大事であるのを強く感じ、自分自身、身の引き締まる思いがしました。

後半では、最後に演奏したチョン・ミンの指揮による韓国の学生達のオーケストラの「未完成」の演奏にただただ感動しました。チョン・ミンは大指揮者チョン・ミョン・フンのご子息、実父を彷彿させる和声的にも旋律的にも長けたストーリーを感じる解釈に対し、勉強になりました。オーラを感じ、オケも実にいい響きでした。

チョン・ミンの棒は昨年8月に、九響のマーラーの1番で初めて接しましたが、この時も名演でした。

福岡は韓国と近いからか、アクロス福岡には、「チョン・ミョン・フンプロジェクト」というのがあり、10月には、チョン・ミョン・フンがフランス国立放送フィルを振られる演奏会がありますし、他にも、東フィルを振られる演奏会、お姉様のチョン・キョン・ファのヴァイオリンリサイタルもあります。楽しみです。

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