夏場所が終わりました。横綱白鵬、全勝優勝でした。14日目の全勝同士の稀勢の里戦はテレビの前で、気合いが入りました。日本人力士の久々の優勝を期待するファンが多い中、貫録を見せつけ、決戦を制し、千秋楽も横綱日馬富士に完勝、見事な結果でした。
これで、先場所初日から30連勝、数々の記録を塗り替えることも凄いですが、それに加えて、あの存在感にただただ圧倒されます。インタビューでの「全勝同士に相応しいいい相撲だった」「稀勢の里を応援して上げてください」という相撲界全体を考えた
発言に、尊敬の念を覚えます。まだ28歳、私から見れば子供の世代、一体、どうしたら、ああなるのか、と思ってしまいます。来場所以降も応援していきます。
一方、元十両益荒海が引退しました。数年前に、彼が所属する阿武松部屋の朝稽古見学に伺い、チャンコをご馳走になった際、給仕をしてくれたのが当時、序二段だった益荒海(本名の黒沢が四股名でした)でした。彼は、身長173センチに満たず、第二次審査合格、小兵ながら、しぶとい相撲で、十両10場所務められました。気が合い、冗談を言い合える仲となり、本場所でも、ちょくちょうお会いしました。首の怪我で休場続きとなり、思うような稽古ができなくなり、引退を決意されたとのことです。やむを得ないでしょう。まだ24歳、相撲で鍛えた根性をこれからの人生に活かしていただきたいと思います。
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