2012年10月1日月曜日

再び政治と文化芸術

昨晩、NHKの「らららクラシック」でN響の中国公演を観ました。曲は高校、大学、アマオケで何度も演奏しているチャイコフスキーの5番のシンフォニーでした、

指揮をされた尾高忠明マエストロが「中国と日本は2000年以上前から付合いがあり、漢字を使いながらも、会話ができないものは勿論、いろいろな問題が出ている。しかし、たかだか200~300年程度の歴史しかない西洋音楽で気持ちを分かち合えるのを強く感じた」という言葉が印象に残りました。今の政治問題で、いろいろな悪影響が出ていますが、こうして解決につなげる一助にならないものか、と感じました。

又、昨日の早朝、NHK BSでは、震災復興の一環で、仙台フィルと山形交響楽団の合同オケと飯盛範親マエストロの指揮によるマーラーの2番「復活」でしたが、実にすばらしい演奏であり、ただただ聴き入ってしまいました。

ちなみに、トランペット首席は山形交響楽団の井上直樹先生でしたが、この先生の演奏、以前、東京で聴いたことがあり、凄いものを感じましたが、今年5月に九州トランペット協会のイベントで福岡に来られ、ゆっくりお話させていただく機会がありました。

飯森マエストロが「音楽で力を与える」という大それたことは言えないが、何かそのきっかけをつかんでいただけたら、嬉しい、という言葉が頭に残っています。

私自身、音楽普及に人生を賭けており、これら二つの演奏会から得るものがあったように思えます。

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