2013年1月20日日曜日

音楽の力

デイサービスセンターで介護の仕事を始め、約3週間になります。まだまだ慣れていませんし、発展途上です。理論や基本的知識の会得に加えて、利用者の方々個々のご要望に対する対処が必要であり、まだまだ覚えることばかりですが、自分自身、この仕事が好きであるのを感じています。思いやり、愛情、人を好きになることが根底に流れており、自己成長につなげていきたいと思います。今最も大変なのは、数10名の利用者の方々の送迎の道順を覚えることです。

そんな中、最近、音楽の力を感じさせることが出てきています。利用者の皆様、歌がお好きな方が多く、特に、日本の叙情歌、流行歌等カラオケも盛んです。先日から何度かピアノ伴奏で皆様にいろいろな歌を歌っていただく機会があります。「上を向いて歩こう」「ふるさと」「春よ来い」等1時間近く行ないました。感じたのは、やはり生演奏は大いなる力があるということです。声もよく出てくるようになります。そして、失礼ながら、かなり衰えが見られ、車いすの女性の方が自ら車いすを動かしながら、涙を流しながら、ピアノの脇に来られ、普段出ない声で歌われ、終わったあと、握手を求められました。本当に感動されたようです。ピアノは本職でないですが、音楽家冥利に尽きます。これから、東邦音大で学んだ音楽療法の知識を実践で活かし、こうした方々の自立につながるよう、一層、レベル向上に努めます。

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