マリンバはとりあえず誰でも音を出すことができ、両手を使って演奏し、柔らかい音色であることから、認知症対策に有効と言われている楽器です。
まず、楽器紹介も含めて、マリンバ独奏で「道化師のギャロップ」(カバレフスキー作曲)を、トランペット独奏で「凱旋行進曲」(歌劇「アイーダ」より、ヴェルディ作曲)をお聴きいただきました。
このコンサートは「学校で習った名曲を楽しみましょう!」というコンセプト、次に、「輸入歌曲を歌いましょう!」ということで、「野ばら」(シューベルト作曲)、「埴生の宿」をトランペットソロとマリンバ伴奏も交えて、皆様にも大きな声で歌っていただきました。
そして、マリンバ体験コーナー、何人かのご参加者、スタッフの方に楽しんでいただきましたが、大いに盛り上がりました。
更に、「学校で習ったクラシック音楽をお聴き下さい!」では、「ダニーボーイ」と「剣の舞」(バレエ音楽「ガイーヌ」より、ハチャトリアン作曲)をマリンバソロで、「家路」(交響曲第9番「新世界より」、ドヴォルザーク作曲)をトランペットソロ(マリンバ伴奏)でお楽しみいただきました。「家路」は学校の下校時の定番曲、口ずさまれるご参加者も多く見られ、気持ちが通じているのを感じました。
そして、日本が世界に誇る名曲「浜辺の歌」「七つの子」をトランペットソロとマリンバ伴奏も交えて、大合唱しました。
更に、最後は「ふるさと」を同じくトランペットソロとマリンバ伴奏も交えて、会場一体となって歌いました。
ゆとり教育以降、こうした名曲がどんどん学校の教科書から消えていますが、そうした風潮、何とか変えたいものです。世界の名曲に接するのは平和につながりますし、日本の名曲に接するのは日本人のいい意味の誇りにつながります。
そして、この施設はスタッフの皆様のケアが実にすばらしく、ご参加者は活き活きされており、毎回、楽しい時を共有できます。心より感謝申し上げます。「涙が出るほど、楽しかった」「またお越し下さいね」といった言葉をご参加者からいただき、本当に嬉しい限りです。次回は5月を予定しています。またお目に掛かれる時を心待ちにしております。
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