第一シルバーホーム百年橋様でコンサートを開催させていただきました。この施設、1年半ぶりの3回目でしたが、顔なじみとなったご参加者も見られ、楽しい空間づくりができます。
まず、毎回採り上げる「ふるさと」を題材として、トランペットで演奏し、皆様にも、日本語の美しさを噛み締めて朗読していただいてから、歌っていただきました。更に、これも定番となっている「幸せなら手をたたこう」を身振り手振りも交えて、楽しんでいただきました。毎回、声が大きくなり、体の動きもよくなられているのを実感し、素直に嬉しく思います。
メインは秋にちなんだ名曲、「もみじ」「七つの子」「赤とんぼ」「ちいさい秋みつけた」「里の秋」「学生時代」について、トランペット演奏も交えて、皆様にも大きな声で歌っていただきました。途中、当時の世相や歌手、作曲家の話を織り交ぜ、トークもさせていただきました。
そして、伴奏をお引き受けいただいたいる三善京子さんとの共演で、定番となったクラシック音楽演奏、メンデルスゾーンの「歌の翼に」をフリューゲルホルンとトランペットで演奏し(音色の違いも体感いただきました)、三善さんには、ドビュッシーの「月の光」を演奏していただきました。MDCの理念の一つである「ジャンルの垣根を超えた音楽普及」の観点に立ち、敷居が高いと思われがちのクラシック音楽がより馴染み深く感じていただける機会として、これからもお楽しみいただきたいと思っています。
最後はいつものように、「見上げてごらん夜の星を」をトランペットで演奏し、「上を向いて歩こう」の大合唱で締めさせていただきました。
寝たきりに近い方、普段声がなかなか出ない方々が一生懸命に体を動かされ、拍子をとられたり、歌おうとされるお姿、段々と大きな声が聞こえるようになること、笑顔を見せられることは実に嬉しいこと、来た甲斐があったと思います。
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