熊本地震の被災者の方々の為に、熊本市内の避難所3ヶ所で慰問演奏をさせていただきました。プログラムは以下の通りです。
1.まず元気よく!
(1)「ふるさと」
(2)「幸せなら手をたたこう」
2.癒しを感じる名曲を楽しみましょう!
(1)「見上げてごらん夜の星を」
(2)「エーデルワイス」
(3)「家路」(交響曲第9番「新世界より」第2楽章より、ドヴォルザーク作曲)
3.昭和の元気が出る歌を歌いましょう!
(1)「三百六十五歩のマーチ」
(2)「バラが咲いた」
4.音楽は世界の共通語を味わいましょう!
(1)「春へのあこがれ」(モーツァルト作曲)(フリューゲルホルンソロ)
(2)「早春賦」
5.最後に元気よく!
・「上を向いて歩こう」
その中で、特に、「ふるさと」は感動的な時間となり、癒し、力をお与えできたものと思います(無論、被災者の皆様がご判断されることですが)。
又、不自由な避難所生活を直に見て、被災者の皆様とお話させていただき、不安なお気持ちを強く感じ、言葉では言い表せない何とも言えない気持ちになりました。東日本大震災の際、合計23回、避難所や被災地で慰問演奏をさせていただきましたが、同じです。
そして、慢性口唇炎というラッパ吹きにとっては大変な病気を治療中ですが、スポーツのホームチームの選手同様、被災者の皆様からオーラをいただき、そうしたハンディをものともしない心のこもった演奏ができたと思います。
そんな中、年配の女性の被災者から「家が全壊し、CDをすべて失ってしまい、大好きな音楽に接することができなくなり、本当に感動しました。ありがとうございました」と言われました。私からオリジナルCDを差し上げたところ、サインを求められ、喜んでさせていただきました。或いは、年配の男性からは「歌声喫茶を思い出し、楽しい時を過ごせました。ありがとうございました」と言われました。こうした出会い、かけがいのないものです。
まだまだ先が見えない生活の中、今後も、音楽が力になることを願っています。
尚、避難所のスタッフの方々から、夕方以降であれば、学校や会社から帰られることから、もっと多くの方々がご参加いただける旨、言われました。機会あれば、是非、再度伺わせていただきたいと思っております。
更に、熊本日日新聞の記者が来られ、取材されましたが、新聞記事として掲載されるとのことです。より多くの人にこうした活動の大切さ、音楽の力をご理解いただきたいと願っております。
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