福寿荘殿にて、「戦後歌謡史を振り返って~昭和20年代の名曲~」という内容で、訪問コンサートを開催させていただきました。知人の介護職からご紹介いただき、第1回として、実現しました。
腹式呼吸の練習、キーボード演奏に合わせたパタカラを行ない、「ふるさと」を題材として、心を込めた演奏とそうでない演奏をトランペットで実演し、皆様にも、日本語の美しさを噛み締めていただきながら、朗読のあと、歌っていただきました。お世辞でも何でもなく、皆様、声がとても出ており、すばらしいものを感じましたし、何より明るく、笑顔が絶えず、実に気持ちよくできました。
メインは昭和20年代の名曲、「リンゴの唄」「みかんの花咲く丘」「山小舎の灯」「青い山脈」「高原列車は行く」をトランペットで演奏し、皆様にも大きな声で歌っていただきました。途中、当時の世相や歌手、作曲家の話を織り交ぜましたが、皆様、戦争、戦後の動乱期でご苦労された方々であり、改めてそうした方々に対し、尊敬の念を覚えました。
皆様と初対面とは思えない心の通ったとても楽しいふれあいの時を持つことができました。終了後、「音楽はいいね」「楽しかった」「青春を思い出した」「戦争が終わったとはいえ、まだまだ苦しい時代、力をもらった曲ばかり、とても懐かしかった」といったお声を掛けていただきました。正に、演奏家冥利に尽きます。素直に嬉しかったです。皆様との再会を心待ちにしております。
そして、この施設はNPO法人ウェルフェアみくに野殿が運営されている施設、近隣住民の方々もご参加され、地域に密着した社会貢献活動という意味で、大いに刺激をいただきました。MDCは同じ方向性を持っており、尊敬の念を覚えます。気持ちを新たに、一層、音楽普及活動に邁進していきます。
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