2013年8月24日土曜日

芸能人気分






デイサービスかすがこうえん殿で、夏にちなんだ歌を主体としたコンサートとさせていただきました。

まず、いつものように、腹式呼吸を軽く行ない、そのあと、発声練習を行ないました。今回は、「パタカラ」をキーボードの音に合わせて、行ない、キーボード演奏によるモーツァルトのトルコ行進曲の冒頭を「パ」の音で歌いました。そして、「ふるさと」を題材として、トランペット演奏で、心のこもった演奏とそうでない演奏の違いを体感いただき、手足を使いながら、笑顔を忘れず、大きな声で、「幸せなら手をたたこう」を合唱しました。
 
この施設では、パタカラを日々されているとのこと、皆様、声を大きく出され、すばらしかったです。
 
メインは、夏にちなんだ歌、トランペット演奏を楽しんでいただき、皆様と一緒に合唱しました。「四季の歌」に続いて、「夏は来ぬ」「うみ」「しゃぼん玉とんだ」「かもめの水兵さん」「浜辺の歌」「夏の思い出」「知床旅情」について、作曲者、作詞者の逸話、歌にまつわるよもやま話を織り交ぜ、更に、トランペットが初めての方々の為に、楽器紹介をさせていただきました。音の出し方、いろいろなファンファーレ、トランペットの名曲など演奏を交えての解説でした。

そして、最後に、この季節に不慮の事故で亡くなられた坂本九さんにちなんで、「見上げてごらん夜の星を」をトランペットで演奏し、持参したタンバリン、カスタネット、マラカス、鈴等も交えて、「上を向いて歩こう」を皆様と一緒に合唱しました。
 
すべての出し物が終わっても、アンコールのご要望をいただき、最後の最後に、戦後の日本に光を灯した名曲「リンゴの唄」をトランペットで演奏し、皆様と一緒に大合唱しました。
 
終わってから、「癒された」「楽しかった」「また来てね」といったお言葉を多くのご利用者の皆様から掛けられました。このお言葉、本当に力、元気につながります。正に、演奏家冥利に尽きます。
 
退場する際、拍手が鳴りやまず、握手しながら、皆様と名残惜しく、お別れしました。芸能人気分でした。
 
私自身、皆様ととても楽しい時を過ごすことができました。ご利用者の皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。皆様との再会を楽しみにしております。

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