2013年5月12日日曜日

「楽しかった」「また来てね」




5月10日、12日と、高齢者施設に伺って、訪問コンサートを開催しました。10日はケア・ラポート野間、12日はコーティアス姪浜いこい館、いずれも、日程と予算の都合で私一人でしたが、一人三役(司会進行、トランペットソロ、ピアノ伴奏)で、楽しんでいただきました。

タイトルは、いずれの施設の入居者の方々から、終わった後、言われた言葉、これ、本当に嬉しいものなんです。演奏家冥利に尽きます。

いつものように、音楽に合わせたストレッチを行ない、発声練習として、「パタカラ」はドレミ、ドミソといった具合に、音を動かし、それに合わせて、声を出してもらい、モーツァルトのトルコ行進曲の冒頭に合わせて、行ないました。そして、「ふるさと」をトランペットで演奏、心を込めて演奏した場合とそうでない場合の違いを体感いただき、心が大切であることを頭に置いた朗読を一緒に行ないました。メインは春にちなんだ名曲コーナー、トランペットソロとキーボード伴奏による合唱、曲は「春よ来い」「春が来た」「春の小川」「花」「早春賦」「北国の春」でした。アンコールとして、皆様に、持参したタンバリン、カスタネット、マラカス等をお渡しし、「上を向いて歩こう」を大合唱しました。坂本九さんが歌った名曲ということで、併せて「見上げてごらん夜の星を」をトランペットの演奏をさせていただきました。

10日のケア・ラポートの入居者の皆様、「美女おばば合唱団」と自ら称されていましたが、実に声が出て、すばらしかったですし、約1時間でしたが、トークでも掛け合いとなり、楽しい時を過ごせました。皆様に楽しんでいただき、次回は7月23日に伺う予定、もっともっと楽しんでいただけるよう精進します。

12日のコーティアス姪浜いこい館の皆様、いろいろ質問され、音楽のこと、トランペットのことに関心を持っていただき、又、帰る間際に、最後に皆で歌った「上を向いて歩こう」の歌声が聞こえてきました。嬉しかったです。またの機会を楽しみにしています。

それにしても、皆様、戦争で苦労され、戦後の復興を体感されてきた方々ばかり、言葉の端々にそれが出てきます。「トランペットというと、思い出すのは、突撃ラッパ、起床ラッパ」という方も多くいらっしゃいます。こうした方々に敬意を表する気持ちを忘れてはいかないということを再認識しました。勉強になります。だから、やめられません。

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